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専門職大学、将来的に留学生の受け入れも

 デジタルハリウッド大学の高橋光輝教授は日本語学校進路指導研究会セミナー「専門職大学とは何か~55年ぶりの新制度大学は留学生を受け入れるか~」で講演し、2019年度より開校する専門職大学について、将来的には留学生の受け入れを進めていく可能性があるとの考えを示した。認知度が低い専門職大学にとって日本人学生の募集は「決して楽観的ではない」(高橋教授)。初年度に開校する3校のうち留学生入試を設定したのは国際ファッション専門職大学の1校のみだが、「いずれは留学生の育成に特化する専門職大学が複数校設置されるかもしれない」(同)という。
 背景には専門学校との類似性もある。専門職大学は授業科目の40単位以上を実習としたり、専任教員の4割以上を実務家教員としたりするなどして専門性が高い職業人材を育成していく。その目的は専門学校と似ていることもあり、文部科学省に専門職大学の認可を申請した機関の多くは専門学校を設置している学校法人だ。一方、専門学校のなかには日本での就職を希望する留学生の受け皿となるところも現れており、上記の指摘は専門学校における留学生受け入れの実態が専門職大学にも影響するだろうとの見方だ。高橋教授は「専門職大学は日本で就職したい留学生のニーズと合致している面もある」と述べ、そのうえで「留学生の育成に特化した専門職大学があっても留学生を進学させるかどうかは慎重に考えるべきだ」(同)として、日本語教育機関の進路指導が重要な役割を果たすとの考えを示した。
 日本語学校進路指導研究会セミナー「専門職大学とは何か~55年ぶりの新制度大学は留学生を受け入れるか~」は3月2日に東京で開催され、日本語教育関係者49人が参加した。

「日本語教育機関は社会人としての基礎力が身に付く留学生教育をしてほしい」(高橋教授)と主張した

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