日本語教師進路ジャーナル

日本語学校で働く教師のための留学生の進路発見に役に立つサイト

  • 大学・短大
  • 専門学校
  • 日本語教育機関

2040年までに大学の留学生拡大、中教審答申

 文部科学省中央教育審議会は「2040年に向けた高等教育のグランドデザイン」を答申し、2040年までに高等教育機関の留学生の受け入れをさらに拡大していく必要があるとの内容を盛り込んだ。現在118万人いる日本の18歳人口が2040年には88万人まで減少することを見込み、高等教育機関が実現すべき方向性として示した。
 高等教育機関が留学生を受け入れて多様かつ柔軟な教育研究体制を構築するために、18歳で入学する日本人学生を主な対象として想定する従来のモデルから脱却する一方、留学生の受け入れに特化した教育プログラムからも脱却するように求めた。「日本人学生・留学生・社会人学生等が共に学ぶことのできる教育プログラムを提供していくことが重要である」として、多様な国・地域からの優秀な留学生を学部段階で受け入れることが肝要だとした。具体的な方策としては、日本語教育や卒業後の就職機会も含めた日本留学情報を発信する海外拠点の構築、渡日前の入学許可実施に向けた留学生の共通試験としての「日本留学試験」の海外利用促進、大学における日本語準備教育(ファウンデーションコース)の設置などを挙げた。
 「2040年に向けた高等教育のグランドデザイン」答申は、2018年度に誕生した子どもが大学の学部を卒業する2040年に向けて、日本の高等教育がどう変化していくのか明らかにすることを目的としている。高等教育機関が実現すべき方向性として留学生の受け入れ拡大のほか、多様で柔軟な教育研究体制の構築とそれを確認できる質保証のあり方への転換、それぞれの高等教育機関の強みや特色を活かした連携や統合が行われていくことなどを示した。

同じカテゴリーの関連記事