日本語教師進路ジャーナル

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本年度第1回セミナー開催/日本語学校進路指導研究会

1918年5月12日土曜日、ハリウッド大学院大学にて今年度最初の日本語学校進路指導研究会のセミナーが開催された。テーマは「短期大学の苦境と留学生事情」。

講師は稲村晋佑氏。

稲村晋佑氏 特定非営利法人NEWVERY  高等教育事業部。足利工業大学大学院工学研究科博士課程修了。

卒業後、同校の教育、改革事業に携わる。後に大学・短大の改革、学生募集アドバイザーなどで活躍中。

近年、閉校、四年制大学への吸収合併、学生募集停止など経営苦境の相次ぐ短期大学の現状を踏まえて、「短期大学は留学生の受け入れに積極的か否か」というのが今回の主な内容。

「みなさんは短期大学にどういうイメージをお持ちですか?」

という稲村氏の質問から始まった講義に参加者は「そもそも短大とは何か?」を考えさせられた。

そもそも短大とは、高度成長期には女子に適した大学という位置づけで1990年代初頭まで発展していた。

その後、少子化や女子の四年制大学志向の波にのまれ、最大598校あった短期大学のうち209校が四年制大学に改組転換し、86校は募集停止、現在303校あまり(現在数)が現状ということだ。

では、現在の短期大学は留学生確保に積極的かというところが、日本語学校の進路指導担当者にとっては一番聴きたいところである。

現在、私学事業団の調査によると留学生の募集をしている短期大学は115校。

ただし、外国人留学生入試と設定していても実際は「設定のみ」で在校していない学校もあるというという現状もあるようだ。

外国人留学生を積極的に受け入れている短期大学の学部は、日本文化・国際交流・ライフプランニングなど外国人留学生に親しい学部も多々あるので、留学生の進路の選択肢のひとつに加えることも可能である。ただし、教育・保育・福祉・介護など、ビザや就職に関連している学科のチェックが必要である。

留学生の進路指導担当者として気を付けなければならないのは経営状態。経営難だから欠員補充のために留学生、という学校は危険信号である。また、卒業後の就職先の確認や情報収集も必要だろう。

外国人留学生の進学先として、短期大学を視野に入れるというのは、進路指導担当者としてはいくつかの確認点をクリアすれば可能である。これから秋に向けて学生にとっての選択肢を増やしてあげられるのは嬉しいことである。

次回、第2回日本語学校進路指導研究会は5月26日(土)「ベトナムの大学における日本事情」として1月に開催されたベトナム視察ツアーの報告会を予定しております。会員限定につき、現在定員締切です。申し訳ございません。

第3回セミナーは6月16日開催予定。詳細は追って掲載いたします。

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