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ビジネスプレゼンテーション発表会/外語ビジネス専門学校

2018年3月1日木曜日13:30~ 外語ビジネス専門学校において「ビジネスプレゼンテーション発表会」が行われた。

開場の時間になると、きちんとスーツを着た卒業生が入口に並び、来賓の方々を出迎え、中に入るとご案内の係、受付の係、会場内のお茶出し係、と役割分担が行き届いていた。

平成29年度ビジネス日本語学科の卒業制作で、今年度の同学科の卒業生は10名。

3つのグループに分かれて、製作時間は半年間を要したプレゼンテーションである。

 

◆最初のグループは、4名(ベトナム・台湾・中国・香港からの留学生)による

「WONDER CONNECTIONS(ワンダーコネクションズ)」というプレゼンテーション。

 

事業コンセプトは「Wonder 素敵」+「Connections 人を繋ぐ」。

内容は、健康管理アプリを開発・販売する。従来商品の情報量が多すぎるなどの欠点を改良し、スポーツ、ペット、ファッションアプリなどと連動して楽しめるゲーム機能をプラスした差別化を図る。ITメーカーとタイアップして販促活動を行い、4年後には5億を超す利益が見込めるそうである。

◆次のグループは、3名(韓国・タイ・ベトナムからの留学生)による「IN JOB」というプレゼンテーション。

 

事業コンセプトは、Informative 有益な人材情報提供、International 海外人材紹介、 Inspiration 人に感動を与える、「IN」からの「INJOB」。

内容は、現在の日本のニッチマーケット、流通・飲食・建設…などの業界に優秀な留学生の人材を派遣するというもの。2020年の東京オリンピックで活躍し、2030年には上場を予定するそうである。

 

◆最後は、3名(中国、台湾、ベトナムからの留学生)による「国際デザート専門店」というプレゼンテーション。

   

事業コンセプトは「四葉のグローバル」。中国・ベトナム・台湾、それにスイーツを併せた四葉をコンセプトにデザート市場に乗り出す。まずは新宿に店舗展開。それぞれの国の伝統的な特徴を活かし、健康にも配慮したスイーツを提供する。フランチャイズ展開ののち、2021年には海外進出を図るそうである。

来賓からの講評を熱心に聴く卒業生たち

 

各グループは、質疑応答時間を設けており、社会人大先輩の来賓の方々から、「人材派遣業は認可制なのですぐには起業できないかもね」「新宿の中心地店舗を借りて1カ月の家賃は60万円の計上で間に合いますか」などの、鋭くも優しい質問に真摯に応えていた。

ビジネスプレゼンテーションという課題は、社会人になるためのいわば予行練習のようなものだが、ビジネスとして成功するかどうかという着想のほかに、留学生にとっては「日本語で説明する」という課題も科せられる。

また、母国語が違う者同士がひとつのグループで課題を進めるので、当然、媒介語は日本語になる。そうしたグループ内の意志の疎通もまた、彼らの成長の一端を担っているのであろう。

 

プレゼンテーションが終わり懇親会の会場では、大役を終えた卒業生と現一年生が、来賓と今まで教わった先生方を囲み、それぞれのテーブルで今日一日、また、この学校での思い出、将来のこと、就職のことなどを語り合った。

外語ビジネス専門学校の学生は、在校生も卒業生も、マナーがしっかりしていて「おもてなし」の気持ちがよく伝わってきて、来賓の方々は心地よさを感じたことであろう。

4月からそれぞれの道を歩み始める留学生10名。それぞれの業界で世界に羽ばたいていってほしい。

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