日本語教師進路ジャーナル

日本語学校で働く教師のための留学生の進路発見に役に立つサイト

  • 大学・短大
  • 大学院
  • 専門学校

日本語学校進路指導研究会「第2回セミナー開催しました」

日進研ニュースレター「第2回セミナー開催しました」

〇開催日時  617日(土) 14:00~16:00

〇会場     東中野駅「東京テクニカルカレッジ」

〇テーマ    「ベトナム大学事情と日本留学」

〇講師     堀江 学 氏(国際教育交流フォーラム)

〇参加者   57

「ベトナム人留学生が増え続ける一方、彼らの教育的背景はあまり知られていません。現地にはどのような大学があり日本の高等教育と何が違うのでしょうか。

そもそもベトナム人にとって「大学」とはどのような存在なのでしょう。

ベトナム人留学生のバックグランドを探り、日本での進路指導に繋げるセミナーです。

 日本に来ている留学生数の現状や留学エージェントの存在について説明がありました。エージェントの中には「悪質」なものも多いそうです。「日本に行けば2030万稼げる」と話し、紹介料だけでも3000ドル~5000ドル取るそうです。

正確な留学情報が行きわたっていない。よく調べずエージェントの話を鵜呑みにする。適切な助言者がいない。などが混乱の原因となっています。

 

ベトナムはタイ・フィリピンと並ぶ超親日な国です。非漢字圏から日本への留学生の数も増え続けています。経済的な背景の解説もありました。

非漢字圏の留学生の増加に伴い問題も発生しています。

〇東アジア圏に比べまだ弱い経済力と支援体制の不十分さ。

〇現地の日本語教育体制の未整備

〇野放しの日本留学エージェントと強引なリクルート手法

〇一部日本語学校の漢字圏からの留学生減少の補完的なリクルート などがあるようです。

ベトナム教育の幼稚園から大学までの修業年限はほぼ日本と一緒です。ただし、その教育的特徴は「アクティブラーニングではなく先生から生徒に一方的に教え、生徒はそれを正確に覚えることが中心。先生と生徒の間にデイスカッションやコミュニケーションは無い」。「大学に入るまでレポートや論文を書く機会はほとんどない。書き方を知らない学生が多いそうです。

 大学入学のシステムや受験の現状(塾が多い・教員のレベルや生活の実態)の話、あまり知られていない大学の種類と数の解説もありました。

 ベトナムの日本語学習者は65千人、日本語教師は1800人。日本語教師の量と質が全く足りていない現状です。N4の先生が日本語を教えているという話しがありました。日本語学習者の増加を支える主な要素は日本留学より現地日本企業への就職でそうです。

 アンケートではたくさんの意見を頂きました。

「ベトナム大学および受験事情ついての有意義な情報が多かった。特に統一試験また新合否判定基準については職員間で共有したい」

「公開されている情報が少ない中、非常に日本語学校には勉強になる内容でした。

特に大学の受験システムは、学生から日本とは全く異なると聞いていましたが、本日クリアになりました。ベトナムの留学生を受け入れるに当たりベトナム側が留学情報を知らないこともありますが,日本側もベトナムの学生を理解するための情報が不足していることを実感しました。」など

 次回のセミナーは715(土) テーマは「英語による課程と留学生・日本語学校は大学のイングリッシュトラックをどう見るべきか?」

 順調に参加申し込み受付中です。申し込みはお早めに!!

 

この記事のタグ

同じカテゴリーの関連記事